不動産の大丈夫は大丈夫じゃない

先日住宅購入の相談に訪れたご夫婦は住宅購入を検討している(^0^)
予算は4000万円ほどで、首都圏でマンション購入の予算としては平均よりやや高めの数字(;´・ω・)
23区内でファミリー向けの新築マンションは厳しいが、中古マンションか、あるいは千葉・埼玉ならば新築マンションも十分購入は可能な予算だ!!

一戸建ても買えない予算ではないね(*'ω'*)

ご夫婦から聞いた話では、不動産会社が提供する無料相談や営業マンのアドバイスではほぼ例外なく予算の増額を勧められたんやて(笑)
理想は4000万円以下、高くても4500万円程度で考えていたが、5000万円でも大丈夫とあちこちで太鼓判を押されたとさ(;_:)

年齢は夫婦とも40歳、世帯年収は800万円で貯金も1500万円と、確かに5000万円の物件を買うには十分な収入と貯金があると思われる!!!
1000万円も上乗せすればグレードは上がり、かなり便利な場所に買う事も可能になるんよ(笑)
買えるものなら買いたいと思うのも当然だ(*^_^*)

収入に占める返済の割合、いわゆる返済比率を5000万円の物件で計算しても、返済額の目安となる上限の35%を大きく下回っている(>_<)
4000万円のローンで毎年の貯金額はゼロになる、、、、
現在の家賃は月に12万円だが、家賃補助が会社から5万円出ている事により実質負担は7万円となっている(^^)/

しかし購入後に補助は消えるらしい(怖)

頭金を1000万円入れると考えても、5000万円の物件ならば4000万円のローンとなっている、、、

これを35年ローンで計算すると、変動金利の0.775%で毎月の返済額は約10.8万円、フラット35の金利水準である1.5%で計算すると約12.2万と、3.8万円~5.2万円が上乗せされるんよ( ;∀;)

マンションならばこれに管理費・修繕積立金で月に3万円程度、さらに固定資産税やフラット35ならば団信保険料も上乗せされる、、、
いずれも負担額は毎年変化するが、ざっくりと年間10万円程度は見積もる必要性もある!!!

これらの負担増を全て足し合わせると、変動金利のプランならば90万円以上、固定金利のプランならば120万円以上も年間の負担額が増える、、、
このご夫婦の年間貯金額は100万円程度なので、貯金がほとんど出来なくなるか、取り崩しせざるを得ないほど支払いは増えてくるんよΣ(゚Д゚)


ローンに関してはしっかり考えた先に使わないとえらいことになってくる、、、、

ろーんを使わなくて良いほどお金を持っていればいいね^v^